Nexus 7 2013 再利用

メモ代わりに。

AndroidスマホタブレットAndroid OSが古くなると最新のアプリが動かなくなって買い替えるしかなくなります。AndroidのOSのアップデートも随時行われますが、発売から3年程度でサポート外になります。最新のAndroidは12ですが、Android 6ぐらいで止まっている機種はたくさんあります。
Googleの7インチタブレットNexus 7 2013 は薄くて軽くて使いやすい人気機種でしたが、Android 6で更新が止まっています。また、突然SIMの認識が不能になる不具合やUSB micro-B端子の接触不良もあり、数年前から使わなくなっていました。ただ、今現在でもLTEモデルで7~8インチで1920×1200の広めの画面で薄い機種はほとんどありません。
そこでNexus 7にLineageosを導入することで再利用することにしました。LineageosはAndroid OSのオープンソース版でスマホタブレットのROMに書き込むだけで使えるようになります。Lineageos 19を導入するとOSをAndroid 12に更新することができます。そのままではGoogle Playが使えませんが、Google Apps のオープン版であるMindTheGappsを導入すればGoogle PlayGoogle のユーティリティが動くようになり、普通にいろいろなアプリが入れられます。ただし、アプリによってはLineageosで動かないものもあります。Gmail, Chrome, Google Mapあたりは動きます。
Lineageosの導入手順はかなりマニアックなのでここでは説明しません。当然機種に合ったOSイメージを導入しないといけません。簡単そうに書いていますがOSを入れ替えるわけですから、元のデータやアプリはすべて消えます。OSの入れ替えに失敗すると何も動かなくなる場合もありますので自己責任で。セットアップツールやOSのバイナリイメージをUSB経由でPCからNexus 7に転送する必要がありますので、USB micro-Bが完全に接続できない場合はOSを導入できません。
使用感としては、Android 12 はNexus 7には処理が少し重すぎて、少し反応が悪いのですが十分に使えます。古いAndroidだとセキュリティ面が心配ですが最新のAndroidにしておけば当面は大丈夫でしょう。その他、USB micro-Bの接触不良はワイヤレス充電Qiを使うことで回避し、SIMの接触不良はNexus 7を物理的に捻じるという大技で修理できました(あまり強く捻じると液晶が割れたり、内部の回路が断線したりしますので注意)。