2019-01-01から1年間の記事一覧

CPU or GPU

2011年の言語処理学会年次大会でGPUを使った言語処理の発表をした頃は、現在の深層学習ブームの前であったこともあり、言語処理におけるGPUの利用はあまり注目されていなかった。反対に、現在は「ちょっと偏り過ぎでは」と懸念するほど、GPUを使った深層学習…

deepfake

トランプ大統領が、ニュースメディアに向かって、君たちはフェイクニュースだと反論する。そんな時代。この場合は、本当にニュースがフェイクなのかリアルなのか知る由もないが、とにかく巷にフェイクが溢れ始めている。フェイクの最先端を行くのがディープ…

SNL2019まもなく

SNL2019がいよいよ明後日に迫りました。準備は順調です。会場もいい感じで埋まりそうですが、 まだ当日参加も可能です。Maximilianが講演のタイトルと内容を少し変更して、連想記憶と階層構想の 埋め込みの関係について、何か新しいことを話してくれることに…

SNL2019

第3回の国際ワークショップ Symbolic-Neural Learning (SNL2019)を7/11-12にお台場・科学未来館で開催します. https://www.airc.aist.go.jp/snl/snl2019.htmlSNL2019の組織委員長は産総研の辻井潤一人工知能研究センター長,プログラム委員長は,同じく産総…

2018チューリング賞はニューラルネットの研究者3名に

2018年のチューリング賞はニューラルネットの研究者3名Yoshua Bengio, Geoff Hinton, and Yann LeCunに贈られる. awards.acm.orgBengio先生は2017年に名古屋で国際ワークショップのco-chairをやったときに招待講演にお呼びしたことで親近感がある. 大先生…

IJCAI査読

IJCAI2019には6,131件の投稿があったそうな.予想外の数にプログラムチェアも大変そうで,査読者の追加募集をしていた.それでもシニアな査読者が十分に集まらなかったのか,今回の査読割り当てはフルペーパー6件とかなり重い.トップカンファレンスの査読は…

言語処理と特殊相対性理論

言語処理の研究がジャイロベクトル空間を通して特殊相対性理論と関係してくるというカオスなご時世.

人工知能の差別問題

意図せず人工知能に差別意識を学習させてしまうことが問題となっています.jp.reuters.com原因は,人工知能(正確には機械学習アルゴリズム)に問題があるのではなく,学習に与えるデータの偏りが原因で問題が発生しているのです.記事のアマゾンの技術職の…

DeepL

DeepLの翻訳の性能がさらに向上している.フランス語ー英語の翻訳を試したみると,ほとんどの文が普通に理解できる英語になって出てくる.以前,上手く訳せないといわれていた文も正しく訳せるようになっている.タイピングしながら(正しい)訳文が出てくる…

言語処理学会2019プログラム編成

NLP2019の投稿件数が398件と過去最高になりました。投稿していただいた皆様ありがとうございました。前回は332件でしたから、2割増ぐらいになっています。実際は今回からワークショップを本会議のテーマセッションに取り込んでいますので、実質は1割5分増ぐ…