私が、昨年夏にFD推進会議に参加したときの報告が大学のホームページに掲載されています。興味がある方はごらんください。
http://ttigwy.toyota-ti.ac.jp/fd/event/
日本では、FDというとわかりやすい授業ができる教員を育てる点に視点が向きがちで、これはかなり視野が狭くなっているように感じます。たとえば、マンチェスター大学が教員・研究員に提供していたFDのメニューの中には、研究と教育の両立の仕方(ポートフォリオの組み方)や技術論文の書き方、メディア対応の仕方などのコースが含まれています。たぶんfacultyという言葉がわかりいくせいなのでしょうが、faculty developmentが日本ではteaching developmentと解釈されてしまっています。私の理解では、本来のFDはfaculty(教員)の研究〜教育〜大学運営〜英語力などなどあらゆる方面に対する能力開発のことなのです。