第16回言語処理学会年次大会

3/8-11に本郷で開催された言語処理学会に参加してきました。

言語処理学会参加は3年ぶりになりますが、以前とかわらず活発でした。内容もしっかりしたものが多く参加してよかったと思える学会です。その理由の一つは、この時期にACLやColingといったメジャー国際会議の締め切りがありますので、それに合わせて研究してきた成果を発表している人がある程度いることがあげられます。なかには明らかに一級の国際会議レベルのものもあります。

3年前と変わっているのは、Yahoo, 楽天, Mixi, GoogleといったIT企業が言語処理学会に係わってきていることです。それだけ言語処理が「使える」技術になってきているのでしょう。

もうひとつ違うのは、いままでは自分が参加するという視点で学会を見ていましたが、今回は学生を参加させるという視点で見ていました。簡単にいうと、あの発表者は修士かな博士かなとか、卒研生に発表させるとどうなる、とか。

いろんな先生にお話しを聞くと、卒研生については、3月の全国大会で発表することを前提に研究してもらっておいて、うまく進んだものを学会で発表しているようです。ということで、当研究室は、来年度は卒研生しかいませんが、来年3月の言語処理学会での発表を目標にすることにします。

余談になりますが、今回いろいろ業界の噂話を聞いてきました。ここには書けませんが、どれもへーと思うものばかりでした。4月から環境が変わる皆様、今後ともよろしくお願いします。