ptetex

本来は、(オープンな)研究ノートとして使うつもりで始めたのですが、まだまだ研究環境の立ち上げで手一杯です。

今回は ptetex の Fedora 12 へのインストールの備忘録。だいたい、tex環境の日本語化はUnixユーザの基本だったので、Sun 3のころ意外は、苦労せずに日本語TeXが使えたものですが、最近はLinuxではTeXがデフォルトでなくなって来ているのでしょうか。

余談はさておき、platexのインストールについて。

yum一発でインストールできず、自分でソースからmakeする必要があるようです。TeXコンパイルは昔からハマりやすく、結構面倒です。SunOSの頃に何度かgive upしたことがあります。幸い下記のリンクの通りにやればほぼOKです。
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/a111latex.html

「ほぼ」というのは、getline関係の定義でコンパイルエラーになるので下記を参考に修正(/usr/include/stdio.hを編集するという大技でとりあえず切り抜ける)。
http://djlab.sakura.ne.jp/mydiary/?p=993

さらに、7font-search.shのフォントパスも上記のリンクの通り変更する。加えて、Ryumin-Light, GothicBBB-Mediumの項目も追加した。

Ryumin-Light /usr/share/fonts/ipa-mincho
GothicBBB-Medium /usr/share/fonts/ipa-gothic

これに合わせて、IPAフォントをインストール

yum install ipa-mincho-fonts
yum install ipa-gothic-fonts

これでmake; make installすればplatexは動くが、なぜかpdvipsで日本語が字化けする。

これはTeXの問題ではなく、dviをpsにレンダリングしているご本尊のghostscriptの日本語フォントへの対応がうまくいっていないため。以下のようにする。

/usr/share/ghostscript/8.70/Resource/Init/cidfmapを編集し、下記の行を追加

/IPAMincho << /FileType /TrueType /Path (/usr/share/fonts/ipa-mincho/ipam.otf) /CSI [(Japan1) 6] >> ;
/IPAGothic << /FileType /TrueType /Path (/usr/share/fonts/ipa-gothic/ipag.otf) /CSI [(Japan1) 6] >> ;
/Ryumin-Light /IPAMincho
/GothicBBB-Medium /IPAGothic

(上記は、以下を参考にフォントパスを修正したもの)http://d.hatena.ne.jp/jeneshicc/20091101/1257074470