Linux

流行に乗って自宅のLinuxFedoraからUbuntuにしてみましたが、どうもいろいろ細かいところで問題があったので、Fedora 11にしました。

もちろんいろいろ好みがあるので、一般にUbuntuがだめだということを言っているわけではありません。たまたま私の用途にはFedoraの方が向いていたということです。

x86_64版での話になりますが、UbuntuのデスクトップのVPNがうまく動かないのです。大学のCISCOVPNサーバにうまくつながらりません。それからSWIGまわりがどうも変です。何がいけないのかまでは追いかける時間がありませんでしたが。Windows並の使いやすさを実現しているのは感心しますが、Ubuntuはいまいち研究/開発系の環境のチェックが甘いのかもしれません。

まったく同じように設定や利用をしたのにFedoraでは無問題でした。それから、Ubuntuのrootでのログインをしないという文化にはどうも馴染めません。常にsudoする方がセキュリティが高いという発想のようですが、rootの作業をするたびに毎回パスワードを打つのは面倒ですし、パスワードを打つ機会が多いほど、流出の危険も増します。sudo -i するのなら、suするのと同じです。ちがうのは、sudoできるユーザのパスワードが漏れるということは、rootのパスワードが漏れたのと等価ですから逆にセキュリティリスクが増えているかもしれません。玄関の鍵(=ユーザでのパスワード)と金庫の鍵(特権でのパスワード)が同じというのはどうもしっくりきません。誤解のないように補足しておきますと、sudoがだめだと言っているのではないのです。sudoは必要に合わせて使えばいいのです。ユーザレベルと特権レベルのパスワードが常に同じになっているのが気になるのです(もちろん Ubuntuでrootでログインできるようにすることもできますが、ここではディストリビューションの持っている文化の話をしているのです)。