レガシー

言語処理とは関係ない話題です。

Windows 10になって、過去の機器が実は使えなくなっていることに気が付いた人も多いのではないでしょうか。
たとえば、いつのまにかSCSI機器やPCMCIAのカードなどの大部分動かなくなっています。Windows 7 までは XP のドライバが使えて問題なかったのですが。Windows 10で動く機器があったとしても、既に製造中止になっていて中古市場でないと入手できなくなっています。このままだと中古市場からも時機に姿を消して、レガシー機器のIFボードなどは粗大ごみとしてすべてこの世から消えてなくなってしまうことになりそうです。私の場合は、SCSIの外付けHDDやJazに昔のスライドやプログラムが残っています。ある程度はコピーを手元のHDに持っているはずですが、どれを救出してあるかを正確には覚えていません。

そんなこともあって、12年前に購入して、最近は物置にしまってあったDELLのデスクトップを動かしてみたところ、電源オン後にビープ音が鳴って動かなくなっていました。メモリの抜き差しを試した結果、時々BIOSの設定画面まで進める場合があることが分かりました。

しかし、その場合でも日時を設定し、リブートするとBIOS画面までは進んで、今度はBIOSの立ち上げ途中で止まってしまいます。

さらなる試行錯誤の結果、普通に立ち上がるようになったのですが、要するにマザーボードの電池が切れていたことが原因のようです。これが原因でBIOSの設定がPCの構成とズレてしまったためBIOSが途中で停止したようです。私のPCはFD(フロッピーディスク)非搭載のモデルですが、BIOSの初期値ではFD搭載といるという設定になっており、電池が切れたことでBIOSの初期値がFD有りになってしまい、電源オン後のBIOSの機器チェックでFDがないため止まっていたようです。

対処法は、マザーのボタン電池を同じ型のものと交換し、BIOSの設定画面でFDをUSB(またはOFF)に設定するというものです。

同じ様な症状でも、場合によっては、マザーボードのどこかが故障しているかもしれませんので、上記の方法で元に戻るかどうかはケーズバイケースですが試してみてください。なお、メモリボードを差し込むにはコツと多少の力がいります(カチッと音がしてラッチがかかるまで押し込む)。ただし、力を入れすぎるとマザーボードやメモリを壊してしまいますので、慣れてない人は慎重に行ってください。また、当然ですが、感電防止と電子機器を破壊しないために、メモリの抜き差しなど筐体内にアクセスするときには、電源コードおよびその他のケーブル類もすべて抜いてください。

10年前のDELLにはPCIPCI Expressの空きIFポートがあるので、ここにSCISやIEEE1394などのIFボードを指してLinuxを動かせば大体のレガシー機器とは接続できそうです。